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コラム 2019.10.23

こんにゃくをもっと美味しく食べるために 

朝夕はめっきり冷え込むようになり、冬の気配を感じますね。

スーパーでもおでんや鍋物の材料が目につくようになりました。

おでん・鍋の具材として欠かせない食材のひとつが「こんにゃく」ですが、「味がなかなか染み込まない」「煮込んだはずなのに味が薄い」と いうような声をよく耳にします。

実はこんにゃくは煮込めば煮込むほど硬くなって味が染みにくくなってしまいます。

こんにゃくの下処理にはいくつかの方法がありますので、参考にしてみてください。

料理を美味しくする下ごしらえ方法

・ゆでてアク抜き(おでん・すき焼きなど全般向き)

こんにゃく特有の臭み成分を除去するため料理用途に合わせてカットした後、熱湯で3分ほど茹でて、熱いうちに水に浸す。

塩もみをしてしばらく置いてから下茹でするとなおよい。

・塩を振りめん棒でたたく(みそ漬け・汁物・煮物)

乾いたまな板に水気を拭いた板こんにゃくをのせ、塩をまんべんなく振ってからめん棒で軽くたたく。余分な水分が抜けて、水っぽさがなくなる。

・乾煎りをする(煮物・和え物・炒め物)

こんにゃくを鍋に入れ、かき混ぜながら中火で煎る。

こんにゃくの身がしまり、歯触り・味染みが良くなる。

味染みを良くする方法

・上記の下ごしらえをすることにより、余分な水分が出て味が染み込みやすくなります。

・加熱と煮冷ましを繰り返すと煮汁がこんにゃくの空隙に吸収され味染みのよいこんにゃくが出来上がります。

また、意外ですが砂糖でも塩と同様に調理前にもみ込むと味染みがよくなります。

調理の前にほんのひと手間を加えてあげると味染みがぐっと良くなりますのでぜひお試しください。

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